日商簿記3級とは
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格です。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベルです。
日商簿記3級の試験内容
試験科目 | 試験時間 | 合格基準 |
---|---|---|
商業簿記 ・5題以内 |
120分 | 70%以上 |
3級、2級ですが、毎年2月・6月・11月の3回実施されます。
1級:7,850円
2級:4,720円
3級:2,850円
日商簿記の試験時間
1級:3時間(午前9時から開始。途中15分休憩があります。)
2級:2時間(午後13時30分から開始)
3級:2時間(午前9時から開始)
初級:40分
簿記3級の申し込み方法
申込方法は、窓口持参・インターネット・電話・郵送・郵便為替・コンビニ端末とさまざまです。
たとえば、「申込方法・窓口」とあれば、願書を商工会議所の窓口に持参することになります。
その他の方法が認められていない場合は、郵送もインターネット申し込みもできません。
※簿記検定試験の申込方法は、各商工会議所がそれぞれの方法を規定しており、各自確認が必要です。
-
申し込みをする
-
申し込み書が届く
-
受験料の支払い
-
受験票が届く
受験票に注意事項や試験会場、試験当日の持ち物などが書いてありますので、しっかりと確認しておきましょう!
日商簿記の試験範囲
簿記初級は3問出題されます。
第1問目が簿記の基本原理、用語等についての問題、第2問目は期中取引の処理、仕訳問題、第3問目が月次の集計、試算表の作成等の問題です。
簿記3級では5問が出題され、第一問目が仕訳問題、第2問目が帳簿記入の問題、第3問目が試算表作成の問題、第4問目が伝票会計、訂正仕訳、決算仕訳等の問題、第5問目が生産表作成問題となっています。
簿記2級の試験は「商業簿記」と「工業簿記」が出題されます。
特に2級は平成28年4月1日以降の試験から出題区分が変更されており、3級の範囲だった売買目的有価証券の処理や、1級の範囲だったら連結決算、電子記録債権・電子記録債務、ソフトウェアの処理などが追加されたため、難易度が上がっているとも言われます。
簿記1級の試験範囲は、「財務会計」と「管理会計」を合わせた「企業会計」と言われるもの全てです。
科目として大きく分けると「商業簿記」「工業簿記」「会計学」「原価計算」の4つとなり、2級までの簿記がしっかり身についていることを前提とした広い範囲が出題されます。
商業簿記や工業簿記は2級でも出題範囲に入っていましたが、当然これまで以上の広い範囲と難易度の高さで出題されます。